2006年7月----------「川島荘」との出会い

2006年7月。
お店を探そうと思い立ってから半年が過ぎ・・・

せっかちな店主は、
とうとう待ちきれなくなっていました。

海福雑貨を早く始めたい。
そろそろ本気でお店を借りにいこう!と思い、
地元の不動産屋さんを訪ねます。

それまでインターネット上や街歩きでの
物件チェックはしていましたが、
不動産屋さんへ行くのは、実はその日が初めて。

探している条件としては、
コンパクトで、古い建物で、
住宅街の中にあって、自由度の高いところ。

「こんなのどうでしょう?」
営業さんが見せてくれた資料を見ると、まさに条件通り。

約7坪、築35年(当時)、一階路面店舗、そして
駅からは遠く離れた静かな住宅街のど真ん中。

「事務所用の物件だけど、店舗として使っても大丈夫。
 でも、立地が立地ですから店舗で成り立つかどうか・・・」


その物件の名は「川島荘」。
店主が小さい頃によく遊んでいた
林間第三公園、通称「三角公園」のすぐ側でした。

地元は色々見て回ったつもりでしたが、
あまりにも住宅街すぎて完全に見落としていました。

「あんなところにそんな物件あったっけ?」
と思いながらも早速、記念すべき初・内見。

梅雨が明けたばかりの、
日差しがジリジリと肌を刺す真夏日の午後。

なんというか、
外観を見た瞬間に「ああ、これだ!」と思いました。

中に入ってみると、
以前は工務店さんが入っていたとうことで
据え付けのカウンターがありましたが、それ以外は
流しとトイレだけの四角い空間。

周辺もとても静かで、
その四角い空間に居ると落ち着きました。
良い意味で、全く緊張感がない。

たしかに事務所っぽいけど、手を入れれば生まれ変わる。
ここならゆっくり、じっくり、自分のペースでやれそうだ!


というわけで、1軒目でまさかの即決です。

不動産屋さんに戻り、申し込み。
必要なあれこれの確認をして、
その翌週には契約、という不思議な早さで
海福雑貨の場所は決まったのでした。

さあ、いよいよ開店に向けて本格的に準備だ!

とりあえずは家賃を捻出する為にも、
今住んでいるアパートを・・・ひ、引き払おう!


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