Orologio
- 時計部品を使ったaccessory -
交易で栄えるある街の片隅、
古い時計屋で見習いとして働いている青年がいます。
彼は一生懸命働いていましたが、
一向に時計の腕は上達しません。
俸給も雀の涙ほど。
そこで青年は時折、
店主の目を盗んでは時計の部品をくすね、
装身具に仕立てて
夜店でこっそりと売っていました。
時計作りは下手ですが、
彼の装身具は
街のちょっとした話題になるほどに。
そこでの売り上げは
夢にまで見た自分の店の開業資金となるのか、
夜の街へ繰り出すための小遣いとなるのか。
それは、ご想像にお任せします…。