ストームグラス(天気管)

※海福雑貨で取り扱いのあるストームグラスは、海福雑貨通販部からもご購入頂けます。

硝子の中で毎日繰り広げられる、結晶の芸術的な変化。今日はどんな形かな?ストームグラスを我が家に招き入れると、毎朝それを見るのが楽しみになります。

海福雑貨では、主にチェコ製のストームグラスを輸入・販売しております。稀に古物で入ってくることもありますが、古物で出てくるのはかなり珍しいので、アンティークのストームグラスは常備しておりません。

また、世の中には安価な製品も多く出回っていますが、上質なインテリアとしてお楽しみ頂くことと安全性・信頼性の確保を考慮し、海福雑貨では見栄えも良くしっかりとした作りのチェコ製を取り扱うことを選びました。

硝子の中には、綺麗な結晶が硝子の中には、綺麗な結晶が見られます
温度や気圧によって形が変化しますストームグラスの結晶は温度や気圧によって形が変化します


ストームグラスとは?

ストームグラス(Storm Glass)とは、1800年代(19世紀)半ば以降にイギリスをはじめとした欧州で盛んに使われていた「天気予報」の為の器具です。航海の時にも重宝されていた一品です。

現代では気象衛星のデータを元に天気を予測していますが、当時は随分とアナログだったのですね。(実際には、ストームグラスを使用して正確に天気を予測することは難しいそうです)

上位版のストームグラスたち上位版のストームグラスたち
光を通すと綺麗です光を通すと綺麗です


このストームグラスの面白いところは、「どこで誰が発明したか」が分かっていないというところ。

気圧計の研究で有名な19世紀半ばの英国海軍の軍人、Robert FitzRoy氏による記述では、19世紀初頭からイギリス、フランス、イタリアなどでストームグラスが生産されていたらしいことが分かってはいますが、それ以前のことは不明。

発祥がわからないというあたりも、ミステリアスで歴史好きの心をくすぐりますね。

丸型、フラスコ型、卵型・・・様々な形の硝子容器の中に、特殊な溶液(具体的には水、エタノール、塩化アンモニウム、硝酸カリウム、樟脳の混合物)が入っており、気温や気圧の変化によって様々な形の結晶が観察できます。

シャーレ型容器のストームグラスシャーレ型容器のストームグラス
綺麗な結晶が見られますストームグラスの結晶


海福雑貨で取り扱っているストームグラスの種類は?

基本的には、海福雑貨通販部にて公開しているラインナップになります。ただし、入荷の有無は工場の抱えている材料の具合にもよりますので、一定ではありません。一度売り切れてしまうと、しばらく切らしたままになってしまうこともあります。

スタンダードモデル

通常バージョンです。硝子部分の形状は卵型、丸型、シャーレ型、シリンダー型の4種類あります。台座(木製)の部分は、薄い色のナチュラル、濃い色のブラウン、そして黒(ブラック)があります。

ラグジュアリーモデル

上位版モデルです。硝子部分の形状は卵型、丸型、シャーレ型の3種類で台座部分は真鍮×木のブラウン一種類です。

卵型容器のストームグラス卵型容器のストームグラス
丸型容器、台座のタイプも様々です丸型容器、台座のタイプも様々です


ストームグラスを買ったら、まず。

海福雑貨で取り扱っているストームグラスをお買い上げいただいた際のちょっとしたアドバイスも書いておきましょう。

まず、22℃から25℃の暖かい場所に一晩置きます。これにより結晶質を一度溶かし、より結晶化しやすい状態になります。

次の日になったら、18℃から22℃(これがストームグラスの結晶が一番しっかりと出来やすい適温です)の冷所に移してください。およそ24時間以内に、新しい結晶が出来てきます。

25℃以上の高温になってくると結晶が全て溶ける場合もありますが、また冷所に戻す(または涼しい季節になる)と、一晩もすれば綺麗な結晶が出来てきます。

シリンダー型容器のストームグラスシリンダー型容器のストームグラス
シャーレ丸型容器のストームグラスその2シャーレ丸型容器のストームグラスその2


ストームグラスの中身って危険なの?

ストームグラスの中身について・・・もし万が一、割れてしまった場合のことを考えると、内溶液が人体にとって安全なのか危険なのかは気になりますよね。

海福雑貨で取り扱っているストームグラスの内容物は水、エタノール、塩化アンモニウム、硝酸カリウム、樟脳です。ですので変わった臭いはしますが、毒性があるものではないので、ご安心下さい。

毒性はないですが、お肌に触れた場合は念のため水で洗い流して下さい。もし目の中に入ってしまった場合は水で洗い流し、必要があればお医者さんに相談して下さい。

※これは海福雑貨にて取り扱っているストームグラスについてですので、この他のストームグラスの安全性については各販売者様にご確認下さい。

ストームグラス取り扱いの、注意点は?

最後に、ストームグラスを取り扱う上での注意点を簡単にまとめます。

  • ストームグラスは屋外での使用を想定して作られていませんので、室内で使用して下さい。
  • 小さなお子様やペットの触れることの出来る場所には置かないで下さい。
  • 直射日光は避けて下さい。日光に含まれる紫外線がストームグラスの色を黄色く変色させることがあります。
  • 暖房などの熱源や電子レンジなどの近くには置かないで下さい。高熱は結晶化を妨げる原因となります。


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