水中花(Water Flower)
水中花の再販が始まりました!
長らく品切れ状態が続いていた水中花ですが、この度、水中花の再販が出来る状態となりましたので、海福雑貨店頭・通販部共に水中花の販売を再開致しました。(再販にまつわる事情については、こちらから)
今回の水中花は数十年間、倉庫に眠っていた新古品ではありますが、状態がよく、綺麗な状態で楽しんで頂くことが出来るかと思います。全てデッドストック品ですので、常に全く同じ種類を取り扱える訳ではありませんが、今後、水中花自体は継続的に取扱いをしていきたいと考えておりますので、よろしくお願い致します。
海福雑貨で取り扱っている水中花については、一部が海福雑貨通販部にてご覧になれます。
水中花って、なに?
海福雑貨が取り扱う古物の中に、水中花というものがあります。
水中花とは、水槽や花瓶などの水の中に入れて鑑賞を楽しむ紙の造花です。紙と言ってもただの紙ではなく、通草木(紙八手=カミヤツデ)という草から作られた通草紙が使用されています。
涼しさを感じる、夏の季節モノとして日本では長い間親しまれてきました。(最近では水中花の存在を知っている人も減ってきてしまっていますが・・・)
ちなみに、現在新品で売られている水中花はポリエステル製のものが多いそうです。
海福雑貨で扱う水中花は、昭和20〜30年代に日本で製造され、欧米圏向けに輸出されていたモノたち。パッケージには英語で、「Wonderful Water Flower」という商品名と「MISAO」というメーカー名が書いてあります。
水中花の歴史は古く、17世紀末…つまり江戸時代から登場しています。
始まりはお酒の席の遊びとして。杯に浮かべて楽しんでいたそうです。
手軽に作れ、涼しげで綺麗。敗戦後の日本が外貨を獲得する為にはてっとり早い手段だったのでしょうか。パッケージもまた、味があって秀逸です。
水中花の楽しみ方
水中花の楽しみ方は、とっても簡単です。お気に入りのガラスの花器を用意して(これを選ぶのがまた、楽しいです)、お水(冷水)を入れて、水中花を沈めたら・・・とても綺麗な色とりどりのお花が咲きます。
楽しみ方は人それぞれですが、海福雑貨スタッフのオススメは、水中花が造られていたのと同じ時代、またはもっと古い時代の気泡入りのガラスの花器に水中花を入れるというもの。硝子に含まれる気泡が、まるで水中の泡のように見えてとても綺麗ですよ(^ー^)
お水に入れたままずっと置いておいても、色止めが完全なので色あせたりすることはありません。たまに新しいお水に交換すれば、一本の水中花をずっと楽しんで頂けます。
また、飾って頂いていた水中花に見飽きてしまった場合も、お水から静かに取り出し、お花を逆さまにして陰干しして頂ければ何度でも再び咲かせることができます。
プレゼントにもぴったり。
気軽に楽しめる、昭和レトロな水中花。インテリアとしてお部屋を素敵にしてくれますし、プレゼントにも喜ばれます。
また、昔は今よりも水中花が一般的なモノであった為、ご年配の方は「水中花!?懐かしい!」と喜ばれる方も多いです。
海外(特に欧米圏)への日本土産としても根強い人気がありますので、和風なお土産を持って海外のお友達に届けたい方にも、おすすめです。
もちろん、ご自分へのプレゼントにも。あなたも一本、いかがでしょうか?(^ー^)
水中花の品切れと再販開始の裏事情
水中花が古物市場に出て来る機会が極端に減ってしまった為、最初に取扱っていた古物の水中花(MISAO)は品切れとなり、その後は新品で製造されている「都の水中花」という水中花を主に扱っていました。
それも2015年に製造中止となってしまったため、古物、または製造している職人さんの両面から捜していたところ、幸運にも当時「みさお製作所」として水中花を製作、販売されていた方のご親族の方と繋がる事が出来ました。
その方が当時の在庫を沢山持っておられたため、一番最初に扱っていたシリーズの水中花(年代は昭和40年代のものが多いので、当初海福雑貨が扱っていた昭和20〜30年代のものより、もう少し後のもの)を卸して頂くことで、再び当店で水中花を取扱える事になりました。(2016年3月から、再販しております)
※通草紙で水中花を作っていた時代の後に同じ「みさお製作所」さんが製造していた布製の水中花も、少しだけ入ってきています。
水中花の価格帯
2016年3月から再販している水中花の価格帯についてです。お花の種類や付いている数、大きさによって分け、主に800円〜1800円の価格帯で販売しております。