2019年1月---------------川島荘に動きあり!
前の年の5月に突如として現れた問題、「起承転結」の「転」。
海福雑貨が入居するアパート物件「川島荘」が、売りに出されるというお話です。
その後の進展も特にないまま年が明けて、1月も後半になったある日・・・
ついに、川島荘に動きがあったのです。
「購買意欲はおありですか?」
突如海福雑貨に現れた不動産屋の売買担当さんが、ストレートな一言を放ちます。
「意欲だけならあります。」
と答える店主。買えるものなら買いたいけれど、買うお金がないわけです。
「わかりました。ではちょっとお時間を・・」
ということで、店主の購買意欲(だけ)を元にした打ち合わせをする運びとなりました。
売買担当さんが言うには、川島荘を売りに出して半年、結局買い手がつかなかったのだそうです。
当初は強気な価格設定をしていたオーナーさんも少し価格を下げ、海福雑貨に川島荘を買ってもらえないかと言ってきているとのこと。
「おすすめのプランがありますので・・・」
という売買担当さん。
まあ、聞くだけならタダだし、聞いてみよう!
ということで、さらに詳しく聞いてみることにしました。
「ローンを組んでいただいて、このように・・・」
打ち合わせの場所を近所の喫茶店に移して、熱心に説明をする売買担当さん。
「そうか、ローンという手が・・・!」
店主は、気付きました。ローンという手があることに。
海福雑貨を始めてから長らく、経営的には厳しい状態が続いていました。そのため、収入が低かった店主はローンという選択肢を長らく失っていたのです。
ここ数年はどうにか一般的な水準まで収入を得ることが出来ていたので、どうやら店主に対する世間的な扱いは、ローンを組めるまでに回復していたようなのです。
「ローン!組める!んですね?」
「はい、問題ないと思います」
「じゃあ買います!」
そういうことなら、善は急げです。
土地と建物ごと買い取ってしまうのは、果たして善のか、悪なのか、それはまだわからない。でも、追い出されてしまうよりは、だいぶ善だ!
ということで、店主は川島荘を買うことを決意し、その後、オーナーさんとの売買交渉へと入っていくことになったのでした。
さあ、どうなる!?
もっと詳しく、話を聞きたい人は・・海福雑貨へ仕事旅行!